保育園見学の際にどのような質問をすれば良いか、迷うことはありませんか?
私自身、保活の際には、どんな質問を準備するべきか悩んだことがあります。
そんな親御さんのためのお力になればと思い、質問リスト、見学時のチェックポイントなどを詳しくまとめました。
皆様の保活の参考になればと思います。
保育園見学時に重要な質問リスト
保育園の見学時に聞いておきたい質問リストをご紹介します。
その前に見学予約の電話がまだの方はこちらの記事がおすすめです。
必ず確認すべき質問項目
保育園見学の際、以下の9点について質問することをお勧めします。
- おむつは持ち帰るか、園で処理するか
- お昼寝の布団の管理方法
- 保護者会の有無や内容
- 保護者の参加が必要な行事の有無
- 外遊びの頻度と内容
- 給食時のアレルギー対応の具体的な方法
- 延長保育の利用状況
- ベビーカーや自転車、車の駐車場所
- 子どもが登園しない場合の連絡体制
おむつは持ち帰るか、園で処理するか
「おむつの持ち帰り制度」は意外なポイントかもしれません。
以下の点を質問してみましょう。
- おむつの持ち帰り制度があるかどうか
- 園で処理する場合、その費用はどうなるか
私が訪れた保育園の一つでは、トイレに設置されたバケツに親が毎日おむつ用の袋を用意するシステムがあり、これが非常に大変であると感じました。
お昼寝布団の管理方法
保育園によってお昼寝布団の扱い方は異なります。
特に徒歩や自転車での送迎を考えると、この点は重要です。
- お昼寝布団は自分で持っていく必要があるのか、園でレンタルできるのか?
- もし持参する場合、布団一式が必要か、それとも一部のみか?(例えば、敷き布団の代わりにコットが用意されている場合など)
- レンタルの場合、費用はどうなっているのか?
これらの点を確認することが重要です。
保護者会の有無や内容
以下の点を事前に確認しましょう。
- 保育園に保護者会が設けられているか?
- 保護者会がある場合、どのような活動をしているのか、その頻度はどうか?
私が見学した保育園の中には、保護者会が設置されている場所もあり、その保育園では行事の際の駐車場の誘導や草取りなどの活動に参加するよう依頼されていました。
多くの保護者が保護者会の有無に関心を持っているようで、実際に働き始めると日常の忙しさの中で追加の負担は避けたいという気持ちが強くなることが理解できます。
保護者の参加が必要な行事の有無
以下の点を確認することをお勧めします。
- 保育園に親の参加が必要な行事があるか?
- その場合、行事はいつ行われるのか、どのような内容で、年に何回開催されるのか?
私が見学した園では、多くの場合、年に3~4回、運動会や参観日、個人(クラス)懇談、発表会など親の参加が求められる行事がありました。
外遊びの頻度と内容
外遊びは子供の成長に重要ですが、保育園によっては実施していない場合もあります。
特に園庭のない都市部の保育園では、外遊びの代わりにどのような活動があるのかを確認することが大切です。
例えば、園の近くの公園へのお散歩や外出の機会があるかどうかは、子供の体を動かす機会として重要です。
給食時のアレルギー対応の具体的な方法
アレルギー対応については、保育園によって対応方法が異なります。
例えば、以下のような対応方法があります。
- アレルギーのある子供だけ特別な食事を提供する
- アレルギーのある子がいる場合、そのクラス全体の食事からアレルギーのある食材を除く
- アレルギーのある食材が出る日はお弁当持参
アレルギーのあるお子さんを持つ保護者は、具体的な対応方法を確認することが重要です。
延長保育の利用状況
多くの保育園では延長保育が設けられていますが、利用する人数や料金体系は園によって異なります。
延長保育を利用する場合の費用や、保育園での子供の過ごし方を確認することで、家庭との予定を合わせる際の参考になります。
また、延長保育の利用者が少ない場合、子供が寂しさを感じることもあるため、その点も確認すると良いでしょう。
ベビーカー・自転車・車の駐車場所
特に駅近くの保育園の場合、自宅から保育園までベビーカーや自転車、車を利用し、その後徒歩で移動する家庭も多いです。
その際、保育園にこれらを置いておけるかどうかは大切なポイントです。
多くの保育園では可能ですが、スペースの制限で対応できない場所もあるので、事前に確認しておくと良いでしょう。
子どもが登園しない場合の連絡体制
子供を保育園に送るつもりがうっかり忘れてしまうケースは、稀にですが起こりうる事態です。
このような状況で保育園からの迅速な連絡があれば、安心です。
万が一の場合に備え、子供が登園しない日に親への連絡がどのように行われるかを事前に確認しておくことが重要です。
時間がある場合の質問リスト
見学時、時間がある場合に追加でこのような質問をするとより安心かもしれません。
入園準備について
入園に必要な準備物や、毎日の持ち物の詳細を聞いておくと良いでしょう。
園によって異なるため、事前に知っておくことで、準備の負担を把握しやすくなります。
一般的には着替え、おむつ、おしぼり、エプロン、ビニール袋、お昼寝布団セットなどが必要になりますが、中には特定のアイテムを手作りで用意することを求める園もあるので、事前に確認することをお勧めします。
慣らし保育の流れと期間
多くの保育園では、子どもたちの園生活への順応をスムーズにするために慣らし保育を行います。
例えば、最初の数日間は午前中のみの保育を行い、徐々に時間を延長していく方法が一般的です。
初日はおやつまでの参加を目指し、次に昼食、その後お昼寝までを段階的に増やしていくことが多いです。
通常、慣らし保育は約1週間程度ですが、子どもの状態に応じて期間の調整がされることもあります。
私が見学した保育園の中には、「子どもが十分に水分や食事を摂れない場合は、健康上の理由から慣らし保育を延長することがある」と説明していた園もありました。
仕事の復帰スケジュールに影響を与える可能性があるので、慣らし保育の具体的な進め方について事前に確認しておくことをお勧めします。
突然の慣らし保育の存在を知り、仕事の復帰日を調整しなければならなかった友人もいました。
入園前にできるようになっておくこと
多くの保育園では特に指定はありませんが、1歳児クラスの場合、ある園では「コップでの飲み物の摂取」「スプーンやフォークの使用」などのスキルを準備しておくよう求められることもあります。
入園までに子どもに身につけさせておくべきスキルについて、事前に確認しておくと安心です。
園生活について
登園時
一般的には、登園時に親が園内に入って子どもの準備を手伝うことが多いですが、保育園によっては違いがあります。
例えば、ある保育園では玄関で子どもを引き渡し、親は園内に入ることができないシステムを採用していました。
これは親が子どもに見送られる状況を避けるための措置かもしれませんが、場合によっては保護者にとって不安を感じる要因になることもあります。
延長保育の年齢制限に関して
保育園によっては0歳児の延長保育を受け付けていないところがあるので、事前に確認することが重要です。安心して利用計画を立てるためにも、この点を把握しておくことをお勧めします。
給食に関すること
給食やおやつは園内で手作りされているか?
保育園で提供される給食やおやつが手作りかどうかは、保護者にとって気になるポイントです。
食事に対するこだわりがある場合は、この点を事前に確認すると安心です。
給食の主食「ごはん」の持参について
保育園によっては、給食の主食として「ごはん」を毎日持参するよう求める場合があります。
この点についても事前に確認しましょう。
お弁当持参日の有無について
保育園によっては、月に1回など特定の頻度でお弁当を持参する日が設定されていることがあります。
このような日があるかどうかを事前に確認しておくと、準備に役立ちます。
延長保育時の食事提供について
延長保育利用時に提供される食事(夕方のおやつや夕食)の有無は、仕事終わりのスケジュールに影響を与えます。
私が見学した保育園では、夕食やおやつの提供はなく、飲み物のみが提供されていました。
保育園の追加費用についての確認
保育料以外にかかる費用
保育園によっては保育料の他にも追加で費用が発生することがあります。
具体的には以下のような費用が考えられます。
- おむつ処理の費用
- 園指定の服や帽子の購入費
- お昼寝布団のレンタル料
- 保護者会の会費
- 延長保育の料金
- 教材費
これらの費用については事前に確認しておくことで、入園後に思わぬ出費を避けることができます。
延長保育の料金体系
保育園によって延長保育の料金体系は異なりますので、事前に確認することが重要です。例えば、以下のような料金体系があります。
- 15分ごとに100円
- 月額で30分ごとに1000円
例として、毎日18時から19時まで延長保育を利用する場合、月20日で計算すると、
①の場合は月額8000円
②の場合は月額2000円
となります。頻繁に利用する場合は月額制がお得ですが、たまにしか利用しない場合は時間単位の料金体系が適しています。
その他
特色のある保育プログラム
保育園によっては独自の特色やプログラムを提供していることがあります。
これらの特色に関心がある場合、具体的な内容や実施頻度を質問することが重要です。
私の経験では、英語教育に力を入れているとされる保育園で、実際に週に数回、1回10分程度の英語の時間があることがわかりました。
保育園の特色が明確になるよう、具体的な質問をすることをお勧めします。
保育園によっては「リトミック」「田植え体験」「モンテッソーリ教育の導入」「木の温もりを感じる施設作り」「陶器の食器使用」「プラスチック製のおもちゃ不使用」など、様々な特色があります。
保育園見学で確認すべきポイント
実際に保育園に見学に行った際、どこに注目して見たら良いか悩みますよね?
そこで保育園見学で確認すべきポイントについてまとめました。
視覚的なチェックリスト
保育園見学時に視覚的に確認すべき主要なポイントは以下の通りです。
- 園児の様子と表情
- 先生の雰囲気と対応
- 施設の清潔さと安全性
- 保育方針の明確さ
- セキュリティの状況
- おむつの種類(布または紙)
- 園庭や遊戯室の有無
これらのポイントを確認することで、保育園の環境や子どもたちの日常生活の様子、先生の対応など、実際の園の様子をより深く理解することができます。
園児の様子と表情のチェック
保育園見学では、園児たちがどれほど活発で明るい表情をしているかを観察することが大切です。
子どもたちが笑顔で元気に遊んでいる様子を見ることで、親として安心感を得られます。
園の日常を把握するため、平日の午前中の見学が最適です。
昼食やお昼寝の時間、土曜日やお盆期間などは、普段の園の様子が見られないため避けた方が良いでしょう。
先生の雰囲気と対応
保育園見学で重要なのは、先生たちの子どもたちへの接し方や雰囲気です。
先生が子どもたちをどれだけ愛情を持って接しているか、経験豊か、新しい先生で頑張っているかを観察しましょう。
子連れでの見学では、先生が自分の子どもにどう接するかや、先生同士の関係も見るべきポイントです。
複数回の見学や子育て支援室の利用、園庭開放の機会を利用すると、園の雰囲気をより深く理解することができます。
私の経験では、園庭開放を複数利用するとでその園の先生の接し方が理解でき、園選びの際に参考になりました。
施設の清潔さと安全性の確認
保育園見学では、施設の清潔さと安全性にも注目しましょう。
子どもは気にしないかもしれませんが、親としては施設の清潔さは重要なポイントです。
床、水回り、トイレの状態や匂いなど、細かい部分をチェックすると良いでしょう。
安全性に関しては、保育園によって対策が異なります。
特に重要なのは、子どもの脱走防止と怪我の防止です。
例えば、脱走防止のために各部屋のドアに高い位置に鍵が設置されている施設や、子どもがドアを閉めても指を挟まないように設計されたスライドドアや蝶番式ドアを備えている施設もあります。
また、階段がある保育園ではベビーゲートが設置されていることもあります。
これらの安全対策を確認することで、子どもが安心して過ごせる環境かどうかを判断できます。
保育方針の明確さ
保育園を見学する際に重要なのは、パンフレットやウェブサイトに記載された「保育理念」や「保育方針」が実際にどれだけ実践されているかを感じ取ることです。
例えば、「自由保育」という方針を掲げる園では、子どもたちが自分の意志で遊びを始め、先生が適宜支援を行う姿勢が見られました。
子どもが自由に遊びを選び、必要な時に先生がサポートする様子や、3歳児が給食当番を行い、責任感を持って活動している姿は印象的でした。
また、異年齢の子どもたちが同じ教室で過ごす「縦割り保育」を採用しており、年上の子どもが年下の子の面倒を見る様子も見られました。
セキュリティの状況
保育園を選ぶ際には、セキュリティ面も重要なポイントです。
親として安心できるかどうか、以下の点を確認しましょう。
- 不審者の侵入防止対策がされているか?
- 子どもの脱走防止対策が整っているか?
例えば、ある保育園では、インターホンで顔確認後に施錠解除するシステムを採用しており、保護者以外の侵入を防止していました。
しかし、これには「急なお迎えを依頼する際の制約」などのデメリットも存在します。
他には、門にチェーンやインターホンは設置されているものの、施錠されていない保育園もあり、侵入者に対するセキュリティ面での不安が残る園もありました。
使用するおむつの種類(布または紙)
おむつの種類に関する質問は、保育園の内部に入る機会があれば、ロッカーを見ることで確認できます。
一般的には紙おむつが主流ですが、中には布おむつの園もあります。
布おむつの場合、汚れたものは自宅に持ち帰り洗うことになるので、小さい年齢の時には少し大変かもしれません。
園庭やお遊戯室の有無
園庭の有無をチェックし、園庭がない場合は外遊びの代替方法を確認することが重要です。
例えば、近くの公園を利用する場合は、どの公園にどのようにして行くのかを事前に知っておくと良いでしょう。
また、室内での遊びスペースの有無も確認しておくと、雨天時などの子どもの遊び環境を知ることができます。
広々とした遊戯室があり、悪天候時でも子どもが活発に遊べる施設もあります。
資料で確認したいポイント
保育園見学時に資料で確認すべき重要なポイントは以下です。
- 1日のスケジュール
- 年間行事計画
- 持ち物リスト
- 各クラスの園児と先生の人数
- 開園時間(延長保育の時間帯)
- 休園日
これらの情報は、保育園の資料やウェブサイトに記載されていることが多いです。
事前にチェックしておくと、見学時の時間を節約できます。
公立の保育園では資料が不十分な場合があり、そのような場合は直接質問する必要があります。
保育園見学に必要な持ち物・服装
保育園の見学に必要な持ち物、服装は以下の通りです。
- メモ帳
- 筆記用具
- A4サイズの書類が収まるバッグ
- 服装は普段着でOK
持ち物としては、メモ帳、筆記用具、A4サイズの書類が収まるバッグが便利です。
施設によっては資料を受け取ることがあるので、大きめのバッグを用意すると良いでしょう。
見学の予約時に持ち物について確認しておくと安心です。
子連れで見学する際は、普段のお出かけグッズ(おむつ、おしりふき、ミルク、お菓子、おもちゃなど)を持参すると良いでしょう。
服装に関しては、普段着で問題ありません。
ラフな格好から少しキレイめな服装まで、人によって異なりますが、スーツなどの正装は必要ないです。
まとめ
保育園見学で聞くべき質問リストや、実際に訪れた際のチェックポイントをご紹介しました。
私自身も保活を経験し、子どもに合った園選びには多くの悩みがありました。
その大きな理由は、自分にとって重要なポイントが何かがはっきりしていなかったことです。
今回の記事が皆さんの不安を解消し、園選びの一助となれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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